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1:BCNR
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2017/03/10 (Fri) 16:06:18
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加藤様
いつも大変面白く当サイトを拝見させて頂き、また貴重な情報ありがとうございます。
処で、以前、加藤様が言及しておられたUHQCDの音質についてはどうでしたでしょうか。
私はカラヤンのブル5でSHM盤と比較しましたが、中高域はSHMと同様出ているものの、より低域がハッキリしている様で、全般的にSHMよりも厚みがわずかに増し、聴き易いように思えました。
しかし、やはりSACDのような根本的な音質の改善には程遠いというのが私のUHQCDの感想です。
加藤様のUHQCDに対する感想を頂けたら幸甚です。特に一連のフルトヴェングラーシリーズン等々・・・
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4:temp
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2017/06/19 (Mon) 22:50:37
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つまりUHQ-SACDシングルレイヤー音匠仕様で出れば(樹脂系ディスクでは)最強となりましょうか
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3:BCNR
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2017/03/20 (Mon) 23:11:39
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加藤 様
大変お忙しい中、ご返信ありがとうございました。
私もUHQCDには、加藤様とほぼ同じ感想を抱いております。
特に加藤様の「オリジナルが16ビットPCMの録音に対してはUHQCDが最善」というお言葉はまさに至言と思います。
どうもありがとうございました。
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2:加藤幸弘:
2017/03/19 (Sun) 21:30:26
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BCNR さん
UHQCDに関しては種々入手もしており,それについて書き込もうと思っているのですが,なかなか手が回らないのが現状です。
私自身は基本的に次のように整理しています。
1 UHQCDの音質は,音の不要成分が抑えられて,マスターの音源の情報をストレートに聴けるといった傾向の音であり,CDの音質としては最高クラス
2 オリジナルが16ビットPCMの録音に対してはUHQCDが最善
3 ただし,UHQCDであっても,元のマスターの音よりも良くなるわけではなく,特に国内盤の場合は,あまり音の良くないマスターを使用している場合があり,その場合はUHQCDであっても,既出CDの音質に及ばないことがある
4 アナログ録音やハイレゾ録音などの高音質録音は,SACDやハイレゾファイルの方が遥かに高音質なので,UHQCDは最善ではない
例えば,究極の高音質CDとして昨年発売された,ルビジウムクロックカッティング音匠仕様プラチナSHM-CDの音は,肥大化傾向にあるのに対し,UHQCDは余分なものを削ぎ落としてシェイプアップされた音のように思います。
フルトヴェングラーのUHQCDも全点入手していますが,まだ十分聴けていません。これについても,いかにUHQCDであっても,元の音源よりも良くなるわけではなく,昨年,フルトヴェングラーとクナッパーツブッシュのワーグナーの「指輪」全曲がSACD化されましたが,元のマスターの音の限界で,SACD化のメリットはあまり感じませんでした。